芸術鑑賞会について

みんなのしるしは岩手県大船渡市を拠点に、文化庁主催(委託事業)として東日本大震災と地域コミュニティ"郷土芸能"をテーマにしたミュージカル作品の制作を行っております。東日本大震災という歴史的な災害を教訓に制作された物語を題材にすることで、防災へ関心を持ってもらうほか、震災の記憶の風化防止にも寄与します。震災を通して再発見されたのは、東北の各地域の人々が持つ団結力/共生であり、それを育んできたのは郷土芸能を始めとする集落の共同作業でした。自然と向き合う作品群を通して、大津波という自然災害が人々やコミュニティにどんな影響を与えたのか、どのように立ち上がっていくのか、子供たちが学び話し合い感じる機会を提供します。

作品紹介

いのちてんでんこ

 

ミュージカル「いのちてんでんこ」を制作するカンパニー“みんなのしるし”は、岩手県大船渡を拠点に、三陸における東日本大震災の被災の記録や三陸の文化を収集し発信することで、被災地、ひいては、日本の未来に貢献できることと信じ活動しております。東日本大震災より10年が経過しようとしていますが…… read more.

シシ こころ静かに遊べ我が連れ

劇作家の黒川陽子を起用し、1611年の慶長年間、江戸時代の仙台藩を襲った慶長の大津波と三陸に残る"シシオドリ"をベースに、入念な取材によって書き下ろされました。多くの人命を奪い、壊滅的な被害を与える災害の経験や、復興に向かって生き抜く姿を、未来を担う子どもたちに"いのちの輝き"…… read more.

いのちのかたりつぎ

本演目は、演劇・歌・ダンス・映像という多様な現代的表現を通して、日本で起こった様々な自然災害の”かたりつぎ”を目指します。近年に起こった自然災害の中で再度見直されたのは、各地域の人々が持つ繋がり/共生であり、それを育んできたのは集落のいにしえから続く営みや共通の言語でした.... read more.

Asian Tiger

インドネシア国交樹立60周年でもある2018年、ジャワ中部自身で大きな被害にあったジョグジャカルタにある国立芸術大学との共同制作によるマスクダンス作品です。 同大学の教授でもあり国際的な演出家/振付家のミロト・マルティヌス氏を起用し色鮮やかで、スペクタクルな舞台が創作上演されました。.......  read more.