はじめに

ミュージカル「いのちのかたりつぎ」を制作する“みんなのしるし”の代表 前川十之朗は、東京大学協力研究員として、また、防災科学技術研究所の委託調査員として三陸地域に入り、約70名の被災者の証言を収集しました。 そして、その大切な証言を防災研究に利用するだけでなく、より多くの人に事実を伝えたいと云う想いが、この舞台作品と昇華させたのです。自然災害に向き合う人々を五つの作品で彩ります。

芸術鑑賞会について

2021年、東日本大震災から10年、阪神淡路大震災の発生からは四半世紀以上が経ちます。時間が経ったからこそ向き合えること。あらためて言葉にして次の世代に向けて語り継いでいくこと。そして、災害のあとに語り継がれるいのちのこと。
5つの物語を歌やダンス、詩や映像でつむぐオムニバス公演。東日本大震災を経験した岩手、宮城、福島の俳優と、3.11を描いた作品に向き合い続けた表現者たちが結集して伝えていく「かたりつぎ」の時間をお送りします。

5つの物語をつむぐ、オムニバス作品

私に語る資格はあるのでしょうか
(作・語り部KOBE1995 
防災科学技術研究所 第6回防災ラジオドラマコンテスト 優秀賞作品)
阪神・淡路大震災を経験した一人の男は、いまも神戸で語り部を続けてきた。その男が震災後に生まれた大学生に伝えた事とは…。

カーナビゲーション
(作・碁石観光がんばろう会 
防災科学技術研究所 第3回防災ラジオドラマコンテスト 最優秀賞作品)
津波に飲み込まれた車を運転する男とAI搭載のカーナビゲーションとの最後の会話。震災直後の壮絶な緊張感の中で消え入るいのちの灯火。

いのちてんでんこ (作・みんなのしるし )
未曾有の震災で多くの命を救った言葉「津波てんでんこ」小さな妹の命を守り抜いた想い、生きる事に戦い続ける苦悩と絶望、語りかける幼なじみの魂。市役所の青年が見てきた被災地の物話。

「渚にて あの日からの〈みちのく怪談〉」より「水辺のふたり」(作・鷲羽大介)
全国にある、タクシーに乗ってくる幽霊の噂話をしている友人同士。東日本大震災から止まってしまった10年間の時間を見つめる、水辺のふたりの優しい時間。

Fukushima Voice (作・和合亮一) 
海辺のある小学校の机の上には9年間そのままになっていた一本の牛乳瓶がありました。”フクシマ”と呼ばれた被災地の、過去・未来・現在の時空を超える言葉を紡ぐ命の合唱。本当に祈るべきものは、未来にある。

内容詳細

会場 ホール、体育館
搬入〜開演まで ホール:搬入15分〜 仕込み3時間〜    体育館:搬入30分〜 仕込み4時間〜
公演時間 75~90分
キャスト&スタッフ

キャスト 3〜10名
スタッフ 4〜6名
*公演料によって構成いたしますので、直接お問い合わせください。

音響と照明

【体育館の場合】必要な音響・照明機材は用意いたします。
*一部の設備照明はお借りいたします。
【ホールの場合】ホール使用料、音響・照明費が別途必要となります。

料金

 50万円〜120万円(税抜)