来訪神 スネカとの対峙

岩手県大船渡市三陸町吉浜に伝わる「吉浜のスネカ」は、毎年小正月の夜に行われる来訪神の行事です。奇怪な面をかぶり、藁蓑や毛皮をまとったスネカが山から里へ現れ、家々を訪ねて泣く子や怠け者を戒めます。その恐ろしい姿の一方で、春の訪れを告げ、五穀豊穣や豊漁、家々の幸せをもたらす神として大切に受け継がれてきました。国の重要無形民俗文化財であり、ユネスコ無形文化遺産「来訪神:仮面・仮装の神々」の一つにも登録されています。